ボランティアで勉強を見ている高校生の話。
夏休みを利用してカンボジアにボランティアに行った子がいます。
国境なき子どもたち
家族を支える14歳の少女、ラタナー: http://knk.or.jp/repo180822/
友だちの心の奥を取材するということ: http://knk.or.jp/repo180824/
国際問題に興味を持ち、英語のスピーチを勝ち抜いて海外に行った女の子。
リンクの記事は日本に帰ってから自分が体験して思ったことを書いたらしい。
彼女は来年の夏にボランティアと英語学習を組み合わせ、お金を掛けずにまた海外に行きたいと言っている。
自分が高校生の頃はこんなこと考えらないな。
僕の高校生活は部活(吹奏楽)が全てだったはず……。
初めて海外に出たのはアメリカの大学に留学するとき。
今でこそボランティアをしているが、自主的に始めたのも大学生になってから。
この例はかなり極端な例かもしれないが、思えば高校生とはかなりすごいものだ。
自分がボランティアをしていて彼らと距離が近いからというのもある。
そして中学生の頃から見ている子も多いのでそう思うのだろう。
中学生と高校生
中学生の頃は……
- 中学レベルの範囲ならば教科書を使えば全教科教えることはできる。
- 腕相撲などの体力勝負をすると体の使い方がよくわかっていない。
- 将棋などの思考ゲームでは負けようがない。
中学生というのは大人より勝っている部分はそう多くはない。
しかしながら高校生になるとそうはいかない。
- 自分が高校で選択した科目以外、文系の国語や世界史はまるで歯が立たない。
- 一度勉強した国公立理数系でも忘れている部分が多々ある。
- 工業や商業などに行かれると自分が全く知らない科目を勉強している。
勉強だけでもこれなのだ。
運動や頭を使うゲームでも高校生が自分の戦略を持つと大人でも勝てなくなるものが数多く存在する。
高校生というものは大人にも勝る専門性を獲得できる時期なのだ。
高校生は大人に勝る
そして彼らが得るものは専門性だけではない。
バイトをすればある程度のお金が手に入る。
お金があると、行動範囲を広げられる。
欲しいものも買ったりすることができる。
専門性のみならず自由もある程度コントロールできるのだ。
- 大人に勝る専門性。
- 自分で選ぶことができる自由。
高校生は大人を凌駕し始める時期でもある。
しかし、自分の周りの高校生を見ていて良くない点が一つある。
自分を過小評価する子どもが多い気がする。
高校生はすごい!
- もっと良い大学に行きたいのに『自分には無理だ』
- 将来なりたいものがあるけど『自分には難しい』
- 今すぐできることも『高校生だからできない』
……大人にも共通する部分が多い気がするな。
(一体卵と鶏どっちが先なんだ ←)
だけど、
高校生には進路選択が卒業時にあるはず。
大学、専門学校、就職、起業、etc…
自分を過小評価しいてたらすごくもったいない。
高校生はすごいんだよ!
大人だって勝てない部分はたくさんあるんだよ!!
自信を持って色々なことを試してほしいとつくづく思う。
『先生の高校時代はどうだったんですか?』
(ボランティアでは僕を先生と呼ぶ子が多い)
それを聞かれると大変厳しいわけだが ←