去年に引き続きXTERRA Japan根ノ上高原に出場しました。
2024年はトライアスロンとトレイルラン3km。
2025年はバイククリニック、トライアスロン、トレイルラン34kmと3日に渡り参加しました。
1日目、マウンテンバイククリニック
1日目はマウンテンバイクのクリニック。
XTERRA Japanは毎年2回、岐阜県の根ノ上高原と群馬県の丸沼で行われています。
根ノ上高原には有料のバイククリニックが前日にあるので申し込んでみました。
“BikeとSwimでそれぞれ基礎的なところからレースに直結するところまでアドバイスさせていただきます。”
申し込みページの記載より。
“基礎的なところから”というのは助かります。
今までいくつかマウンテンバイクを使ったレースに参加しましたが、難しいんですよね。
南アフリカのレースでも乗りましたが、結果は下から1位。
マウンテンバイクは習ったことがないので、参考にできればなぁ。
、、、と思っていました。

クリニック当日
クリニックの参加人数は12人。
乗り始める前に、まずはマウンテンバイクの基礎的説明から。
『マウンテンバイクのタイヤ圧はできるだけ低く。チューブ式のタイヤなら1.5barにした方が良い』
非常に参考になります。
マウンテンバイクを頂いたときに『2barから始めてみると良いよ』と言われてから、ずっと2barで走っていました。
ただし、クリニックで学べたことはこれ一つのみ。
というのも。
『では実際のコースを1周してみましょう!』
、、、試走が始まると集団から引きちぎられる。
私のスピードが遅いため置き去りにされ、他参加者はどんどん先に進んで行きます。
コースの先で私が追い付くまでクリニックの説明を進めつつ、待ってくれているのですが、、、
『、、、はい、そんな感じです。では行きましょう!』
追い付くころに説明は終了。
私は休憩なしで次へ進みます。
こんなことを繰り返しているうちに、、、

バイクの前タイヤがパンク。
完全に追いつけなくなりました。
クリニックのことは忘れて、トライアスロンのバイクコースを一人で走りました。
試走を終えてスタート地点に戻ると、ちょうど私の捜索隊が出発する直前でした。
講習内容:<Bike Clinic>
実際のコース試走を兼ねながら、普段どのようなポイントを見て試走をしているか、テクニカルセクションの攻略方法などをお教えします。
攻略方法はほとんど何も聞けませんでした。
どうやらこのクリニックは初心者お断りのようです。
私にはクリニックに申し込むだけの実力が足りなかった。
よし!
もう二度とクリニックには申し込まないぞ!!

試走の後はホテルで休憩し、夜は名古屋のセッションへ。

5月17日、オフロードトトライアスロン
根ノ上高原のトライアスロンは前回も走りました。
コースも変わっていないので、去年より早くゴールができるはずです!
レース当日

かなり雨が降っており、日も出ていません。
前日にバイクの試走をしましたが、道はおそらく泥だらけ。
去年は天気が良かったので、前回のタイムは参考にならなそう。
まずスイム
スイムコースは1.5km、根ノ上湖の500mコースを3周回。
水温は18度。
過去のギリシャレースでも水温が18度でしたが、その時は太陽が出ていました。
今回は日の光もなく、より一層冷く感じます。
ウェットスーツを着て水に入ってもと震えるほどの寒さで、泳いでる途中に体が動かなくなったりもしました。
1.5kmの完泳のため、道中で5回救助ブイで休みました。
何とかゴールはしましたがタイムは48分59秒。
1.5kmの記録では過去最遅でした。
次はマウンテンバイク
スイムを終えて、次はマウンテンバイク。
開始5分。
すでに泥だらけ。
この時点で小奇麗に終わらせようという考えは微塵もなくなりました。

前日に走った道は雨でぬかるんでおり、試走した時とは状況が全く違う。。。
・平地は泥にタイヤが取られてスピードが出ない。
・上り坂はタイヤが滑って登れない。
⇒バイクを降りて押す箇所が増える。
・下り坂もバイクが滑って転びまくる。
(前日の試走では転ばずに行けたんですが、、、)
幸いなことは泥のせいであまりスピードが出ないこと。
・転んだときに体が吹っ飛ばされて空中で回転
・自転車ごと前転
このような危険な転び方は今回しませんでした。
ただし雨でコントロールが効かない分、普段より転ぶ回数は増えています。

バイクのゴールタイムは4時間46分32秒。
前回(晴れ)の記録は3時間2分23秒なので、1時間半以上時間がかかってます。
最後はトレイルラン
トライアスロンの最後はトレイルラン。
8.5kmのコースを1周回。
前回完走したのでランコースを少し覚えてます。
そのためか、それほどの苦労はありませんでした。
そして今回初めて気づきました。
トレイルは道を知っていることが非常にアドバンテージになる。
10kmのランであれば、5km走って残りは半分。
都市レースではこの考え方でOKですが、トレイルでは当てはまらない。
地形によって体力の消費が変わってくるので、距離ベースで余力を図ると目算が狂ってきます。
今回の場合。
根ノ上高原のランパートには上りの激坂が2つあったはず。
鬼のようにきつい1つ目の坂をクリアしたので、体力を加味した残りは半分ぐらい。
次の激坂に向けて息を整えておこう。
こんな感じ。

バイクで体はすでに汚れており、泥の水たまりも気にせず突っ込める。
雨のレースを望むわけではないですが、ここまで来ると汚れることが楽しくなってきます。
2025年(雨) | 2024年(晴) | |
総合 | 7:28:42 | 5:30:41 |
スイム 1.5k | 0:48:59 | 0:39:29 |
MTB 25k | 4:46:32 | 3:02:23 |
トレイル 10k | 1:53:11 | 1:48:49 |
天候の影響もありタイムは去年より2時間近く遅くなってます。
それでも、過去最高に楽しいレースでした!

レースの後はXTERRA パーティがあり、レース参加者に食事が振舞われました。
鹿肉美味かった。
5月18日、トレイルラン34k
XTERRA Japanの公式サイトには出ていませんが、2024年はキング/クイーンカテゴリというローカルルールがありました。
それは根ノ上高原と丸沼、それぞれのトライアスロンとトレイルランの合計タイムを競うというもの。
2024年の中間順位しか見ていませんが、根ノ上高原終了時点でトライアスロンフルディスタンスとトレイルラン34kを完走していたのは1人だけ。
そこで私は思いました。
完走さえできれば、運が良ければ表彰が受けられるのでは?
⇒トレイルラン34kを申し込みました。
トレイルラン34km
トライアスロンを終えた次の日、トレイルラン当日。
『昨日の疲れが残っているよ~。走りたくないよ~』
朝からホテルでうだうだしてました。
それでも会場には向かう。
そして着いてしまえば、もう走るしかない。

走り始めて気付きました。
自分の過去のトレイル記録は32kmを7時間だったなぁ。
そしてこの記録は体調と天気がどちらも万全な状況の記録。
・前日のトライアスロンで疲れている。
・レース当日は小雨なれど、昨日の悪天候で道は泥だらけ。
・今回のレースは制限時間が8時間、17kmを2周回の34km。
、、、無理じゃね?
それでも、行けるところまでは行こうと走っていたのですが、、、
『頭が痛い』
開始30分で強めの頭痛が発生。
私の経験で一番近い症状は高山病。
実際に高山病なのかはわかりませんが、根ノ上高原の標高は1000m。
前日のトライアスロンで体調が万全ではないため、ありえなくもない(?)
歩く分には問題はないのですが、走ると頭痛が止まらない。
よし!完走は無理。来年の為に歩いて道を覚えよう。
前日のトライアスロンで気付きました。
トレイルで道を知っていることはアドバンテージ。
17kmを2周回の34kmは早々に諦めて、1周歩ききることに注力しました。
XTERRAのトレイルラン
XTERRAトレイルランの感想。
トライアスロンのトレイルランよりも難易度が高い。
根ノ上高原のトレイルランで特に苦しかった場所は3か所。
・ロープアクションが延々と続くところ
・道なき道を行くところ
・前日にバイクで走った下り
ロープアクションが延々と続く
急な斜面にロープが張られている。
トレイルランでは時々見かける光景です。
前日のトライアスロンのランパートでもありました。
何が辛いか、これが延々と続く。
幸いだったことに、私が走ったときは近くに別のランナーがいたこと。
文字通り『ゼーゼーハーハー』言いながら辛そうに進んでいました。
あゝ、、、自分の方がまだ余裕があるなぁ。。。
セクションとしては大変でしたが、私より苦しんでいるランナーを見て少し気が楽になりました。
道なき道を行く
トレイルランの走るコースは登山道や獣道など、ある程度分かりやすい道を進むことが多いです。
XTERRAトレイルランの道中。
どうやってここをレースの通り道に決めたんだろう
と思うようなルートを通ったりもしました。
・周りの地面を見ても道っぽい形跡が何もない。
・木に結ばれているマーキングのみを頼りに進む。
・道ではないためか足場も非常に悪い。
体力的な負担はそれほど大きくはないですが、慎重に進みました。
前日のバイクの下り
トレイルのコースは1周が17km。
ロープアクションや道なき道を行くパートなど、トレイル独自の道もありますが前日と同じ道もあったりします。
前日のランパートで走った箇所は勝手もわかっているのでそれほど大変ではありません。
バイクパート。
登りに関しては自転車を押して進む必要がないため前日より楽。
平地はタイヤ痕に足が取られるため余分に体力を使う。
そして下り、、、
よくこんな急な下り坂をバイクに乗って降りたなぁ
と思える場所がたくさんある。
足場が泥で滑るためバイクに乗って降るよりも大変でした。
トレランの日の天気が回復していて良かった。
雨が降っていたら、足場が滑って降りる方法がわからなかったかもしれない。

頭痛を抱えながらも、歩いて何とか17kmを1周回。
記録はDNF。
手元の時計では4時間半かかったので、8時間以内の感想は無理ですね。。。

レース後は銭湯に寄った後、帰り途中の甲府のセッションに行きました。
反省
今回のレースも反省事項がありますね。。。
クリニックは受けるだけ無駄。
自分のレベルが低すぎて、周りに付いて行くことができない。
それが理由で説明が聞けないのならば、クリニックに参加する意味とは。。。
前日に、自分のペースで、ゆっくり試走する。
これが大事←
トレイルは道を覚えるのが大事。
シティレースでは、
・次のエイドまで何キロ
・今まで走ったorゴールまでの距離
自分がどの位置にいるのかが大体わかります。
トレイルはそうはいかない!
来年も根ノ上高原に来る予定ですが、
・ロープセクションがある
・道なき道を行く
・バイクのパートの下りは要注意
これを経験として知っていることが来年の助けになるはず。
トライアスロン⇒トレラン34kmはまだ無理
完走ぐらいなら行けるだろう、、、
とトライアスロンとトレラン34kmを申し込みました。
無理です!!
丸沼のXTERRAにもトレイルランがあります。
今回申し込んだ根ノ上高原と同じカテゴリーは15kmを2周回の30km。
30kmはおそらく無理なので、1周回の15kmで申し込もう。
2025年はまず道を覚える。
そして願わくば、2026年に改めてキング/クイーンカテゴリに挑みたい。
今後のレース予定
6/15 – スリーピークス八ヶ岳トレイル大会 (トレイル24k)
6/29 – レイクハマナ・トライアスロン (オリンピックディスタンス)
7/6 – 第31回 みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ヶ浜大会 (ミドルディスタンス)
8/23 – Xterra Japan 丸沼 (オフロードトライアスロン、トレイル15k)
9/14 – ツール・ド・東北 2025 (190k)
9/21,23 – セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝 (MTB,ダートラン)
9/27 – 九十九里トライアスロン2025 (ミドルディスタンス)
スリーピークス八ヶ岳はすでに完走。
近いうちに更新予定。