今まで空港でのトラブルはいくつかありました。
寝坊して飛行機を逃す: https://isseiec.com/missedtheflight
預け荷物を破壊される: https://isseiec.com/trombonebomb
今回、新しいパターンを体験しました。
飛行機が飛ばない!
飛行機が飛ばずに何が起こるかを書いていきます。
当日朝
初めの違和感は空港に行く前から。
場所はオーストラリアのエアーズロック近くのホテルにて。
“No Service”
携帯の電波が入らないのです。
昨日は使えていたのに、今日になって使えなくなりました。
試しに携帯の電源をリセットするのですが……。
“No Service”
そして何故か、ホテルのWifiも使えません。
今回は家族旅行なので母と弟がグローバルWifiを持ってきています。
……それも使えません。
おかしいとは思いつつも、ツアーのピックアップの時間が来たのでバスに乗って空港を目指します。
空港にて
午前10時前に空港に到着しました。
しかし空港はただごとではない様子です。
エアーズロック付近のウルル空港は小さな空港です。
そこにあふれんばかりの人だかりができています。
『ただ今、電波回線の基地局の故障でインターネットが機能せず飛行機のチェックインができません』
写真の時間は午前11時41分。
ちょうどお昼頃。
自分たちが乗るシドニー行きの機体は13時なのですが、それより前の午前9時発のメルボルン行きも誰一人チェックインできていない状況です。
飛行機は問題なく動いています。
実際、着陸には何も問題はなく、外からウルルへは人が来ています。
しかしチェックインができないため出発は一切できません。
小さな空港なので小さなパンやぐらいしかなく全て売り切れ。
買い物に行こうにも僻地のリゾート地なので買い物にも行くことはできません。
もしも行けたとしても電波が繋がらないので外に出ると連絡を取る手段がありません。
『お腹空いたな~』
とは思っても、食べるものは何もなく、本を読むぐらいしかできることがありません。
飛行機のキャンセル
15時頃。
空港到着から5時間、アナウンスが流れます。
『メルボルン行き(午前9時発予定)がキャンセルになります』
『ウルル市内のホテルが手配されます。詳しくは係員にお尋ねください』
インターネット回線は戻らず、初めにメルボルン行きがキャンセルがアナウンスにて告げられました。
17時頃。
空港到着から7時間、再びアナウンスが流れます。
『シドニー行き(13時発予定)がキャンセルになります』
『隣町のアリススプリング市内のホテルが手配されます。詳しくは係員にお尋ねください』
隣町のアリススプリングのホテル?
“隣町”のアリススプリング
アナウンスの後に以下の日本語の紙が手渡されました。
“隣町”のアリススプリング。
エアーズロックからは450km離れている。
バスでの移動なのでトイレ休憩を含め6時間ほど……。
マジですか……。
とは思っても他に取れる手段はありません。
幸運(不運)にもバスもホテルも空港が手配してくれるようです。
インターネットのトラブルから450km離れたのアリススプリングへ。
こんなことってあるのか……。
翌朝の飛行機
紙にも書いてありますが、ウェブ上で予約番号を入力すると新しいシドニー行きの便が記載されています。
母と弟に関してはシドニーから東京に帰るのですが、それの変わりの便も手配されていました。
なので飛行機に関して余分なお金は一切掛かりませんでした。
因みに日付は1月1日。
飛行機のキャンセルからアリススプリングへ。
そして年明け。
12月31日にはシドニーでのニューイヤー花火を見る予定だったのですが、ある意味それよりも貴重な経験ができました。