10月の練習課題
10月の練習課題はトロンボーンという楽器自体のスキルアップ。
そのためにSlide Hamptonに焦点を当てていきます。
耳コピ
ジャズをやっている者として、当然私も耳コピをします。
しかしながら自分の性格上、どうしても色々なミュージシャンの演奏が気になってしまう!!
- Dexter Gordonのソロの組み立て、そしてその中にある4thのフレーズ。
- Woody Shawのサイドスリッピングと休符の取り方。
- Sonny Stittのリックやエンディング。
etc…
(あれトロンボーンがいないな……)
自分の飽きっぽい性格も合わさり、気が付けばそれなりの数のミュージシャンを耳コピしていました。
別にこれ自体で悪いということはありません。
ただし、このやり方では音として出てきた表面上の演奏は学べても真に裏にあるコンセプトは学べません。
楽器をマスターするということ
ジャズドラマー、Tony Williamsのインタビュー。
彼がどのようにドラムをマスターしたかという話があります。
Williamsは当時の有名なドラマーを一人ずつ、史実をなぞるようにコピーしていったそうです。
Max Roach、Art Blakey、Philly Joe Jones、Louis Hayes、Jimmy Cobb、Roy Haynes。
(まあWilliamsの場合は耳コピだけではなく、歩き方から帽子から葉巻まで全て真似したそうなのですが)
これが10歳の頃の話。
5人目のコピーをマスターした頃に自分のスタイルが確立出来たと実感したそうです。
ここで重要なことは2つ。
・自分の楽器を選択すること。
・一人のミュージシャンに絞ること。
振り返れば、耳コピしたら端から次に行くと。
今まで一人のミュージシャンに本気で焦点を当てたことはなかったかもしれないです。
今から新しいプレイヤーに手を出したら、それこそ本末転倒なので。
Slide Hampton!
こいつに全集中で行きます!!