ストックホルムにて現地の人に聞きました。
『ストックホルムで観光で絶対行った方がいい場所ってある?』
現地の人が必ず勧める場所は2つ。
- ヴァーサ号博物館
- スカンセン
Ricard『フランスに行ったら必ずルーヴル美術館にモナリザを見に行くだろう?スウェーデンを訪れたらヴァーサ号博物館とスカンセン、この2つは絶対行かなくてはならない』
現地でCouchsurfingで知り合ったRicardに言われました。
Ricard『どちらもスウェーデンにしかないものだからね』
ヴァーサ号博物館
ストックホルムはかなり小さい町なので市内エリアならどこも徒歩圏内。
もちろん電車、地下鉄、バス、船も利用可能です。
ヴァーサ号博物館も市内エリアなので訪れるのは容易です。
ヴァーサ号博物館の特徴は世界で唯一現存する17世紀の船舶を取り扱っていること。
ポイントは『現存する』というところ。
というのもこの船舶の95パーセントは当時作られたもの。
ディズニーにあるような模造品やらプラスチック製ではありません。
17世紀の船舶がそのまま展示されています。
17世紀時代は現在の造船技術のような金属製や強化プラスチック製のものは当然ありません。
全ての船舶は木製の為、燃えてしまったり、バラバラになってしまったり、『現存する』船舶は世界でただ1つになっています。
ヴァーサ号は1628年に沈没し、333年後の1961年に引き上げられました。
そのため船自体が黒く変色していり、鉄のボルトなど金属部分は錆びてしまっています。
しかしそれを上回る当時の船舶の迫力!
圧巻です!!
船の細部には至る所に彫刻がされています。
モチーフは動物、聖書の英雄、ローマ皇帝、ギリシャ神など多数。
17世紀当初は塗料の後もあり色がついていたとされていますが、引き上げられたそのまんま展示されています。
(ちゃんと別の展示品として当時の色付きのものも再現があります)
当然歴史的価値は計り知れず、ヴァーサ号は展示されると同時にそのまんま研究対象にもなっています。
スカンセン
ヴァーサ号博物館はその船舶もあり世界唯一の博物館。
一方スカンセンは世界最古の野外博物館です。
展示内容はスカンジナビア諸国の建物、生活様式が再現されています。
スカンジナビア諸国であるスウェーデン、デンマーク、フィンランド、これらの国から建物を買って解体。
それをストックホルムのスカンセンに持ってきて再び作り上げたものが展示されています。
外見だけでなく家の中も当時の生活が再現されています。
スカンセンにはストックホルム唯一の動物園もあります。
こちらもスカンジナビア諸国周辺の動物を集めたもの。
特徴はなんといっても……
動物との距離が近い!
ガラス越しではなく本当に手が届く距離まで動物が近づいてきます。
- 触ってもいいけど手は洗ってね。
- エサはあげないでね。
等の注意書きもあります。
さすがに肉食系や熊などは距離が離れていますが。
そして園内全域を我が物顔で歩いている輩もいます。
鶏はまあ普通。
(実際はスウェーデンの伝統種で珍しいらしいけど)
びっくりするのはこっち。
孔雀が園内をわが物顔で闊歩しています。
タ”ジャ”ドル『この扉は絶対に通さない!!』
ヴァーサ号博物館とスカンセンを訪れよう
Ricard『フランスに行ったらルーヴル美術館にモナリザを見に行くだろう?スウェーデンを訪れたらヴァーサ号博物館とスカンセンは絶対行った方がいい』
確かに!
ストックホルムでしか見られないものがヴァーサ号博物館とスカンセンにはあります。
もしも訪れることがあれば必ず訪れてみて下さい!
以下は公式ホームページ。
どちらも日本語版のページがあります。
ヴァーサ号博物館: https://www.vasamuseet.se/ja
スカンセン: http://www.skansen.se/ja/