ナスカの地上絵を見るのなら、覚悟と準備をしっかりしよう

旅の話

先日、南米のペルーへナスカの地上絵を見に行きました。

ナスカの地上絵: https://isseiec.com/memoriesofnazca

今となってはいい思い出ですが、ナスカの地上絵を見るのは……

マジで覚悟が必要です!

しっかりと準備を整えていこう。

ジェットコースターで美術館巡り

突然ですがディズニーランドは好きでしょうか?
ディズニーがわからない場合は遊園地でも大丈夫です。
そこにある絶叫系のアトラクションを想像してください。

ナスカの地上絵観賞の飛行機は大体そんな感じです。

大きな違いはただ一つです。

そのジェットコースターで美術館の作品を見て回ることです。

地上では気がつきにくいですが、乗り物は大体大きい方が安定します。
これは船、そして飛行機にも当てはまります。

通常、飛行機に乗ったことがあるという人は街と街を行き来する大型の飛行機のはずです。
しかし今回のセスナ機は10人乗りぐらいの小型機。

ただ飛んでいるだけでも揺れが強いです。

当然飛行機はただ上空を飛ぶわけではありません。
出発前の説明でありました。

『これから地上絵を見に行くぞ!見やすくするために一つの地上絵ごとに10数秒、左右どちらも45度傾けて旋回する』

地上絵一つにつき、

  • 左に45度傾けて旋回
  • 右に45度傾けて旋回

これを10数秒、繰り返しやるわけです。
飛行機の左右どちらもでも地上絵を見えるようにするためです。

この旋回が非常にきつい。

そしてこれはナスカの地上絵の鑑賞ツアー。
当然シートベルトは着用するわけですが、

窓から地上絵を見ようと皆窓の方に体を乗り出そうとします。
すると体に変な重力がかかって乗り物酔いをするわけです。

『な~んだ。ただ絶叫マシンに弱いだけじゃん。私なら余裕だし~』

そうですよね。
絶叫マシンが得意な人なら1時間ぐらい乗りっぱなしでも全然平気ですよね。

前方にはフランス人のカップルがいたのですが、一つ目の地上絵のあとは真ん中に寄り添ってずっと手を握りあっているだけでした。
(それ以降は外を一切見ていない)

飛行機から降りると乗客は皆疲れ切った顔をしています。

飛行機に乗っていたアメリカ人の男性の一人は、飛行機を降りた後、ロビーでしばらく仰向けに倒れてました。

しっかり準備を整えよう

軽い気持ちでナスカの地上絵を見に行くことは決しておすすめできません。
しっかり対策を立てていきましょう。

体調を整える

まずは体調を万全にしましょう。
その為にはしっかり食べること。

出発前の食事。
空腹では身が持ちません。
しっかり食べてから挑みましょう。
自分の場合は満腹でダメージを受けましたが。
腹八分目辺りで挑むとベストです。

できれば酔い止めを用意しよう

『私は絶叫マシンに強いから平気だし~』

一時間超絶叫マシンに乗る経験はまずありません。
酔い止めを用意して行きましょう。

地図をしっかり確認しよう

直前でできる上で最も重要なこと。

地図をしっかり確認しよう!

飛行機でナスカの地上絵を見ることは肉体的にきついと述べました。
しかしそんな辛い経験をする為だけに飛行機に乗るわけではないはずです。

ナスカの地上絵を見る!
という目的があるはずです。

その上で知っておいてほしいことがあります。
ナスカの地上絵は結構見つけにくいです。

これが一番最初に自分で取れた写真です。
これの前には鯨、コンパス、宇宙飛行士、三角形がありました……いやあったはずでした。

宇宙飛行士は何とか見つけることができました。
しかしそれ以外の地上絵、鯨、コンパス、宇宙飛行士、三角形は直接見ることが叶いませんでした。

自分以外の乗客『……あ~~~!あれだ!!あれだ!!!』
自分『???(どこどこ?)』

空から見たナスカの地上絵は“砂場に書かれた砂の絵”です。
それを小型飛行機の悪環境かつ飛行機が旋回中の十数秒で見つけなるのは至難の業。
地図を確認して何を見るのかしっかりと予習してから行きましょう。

スペースマウンテンでスモールワールドの世界を巡り、隠れミッキーを探せ(1時間)

ナスカの地上絵を見に行くこと。
それをディズニーで例えると……

スペースマウンテンでスモールワールドの世界を巡り、隠れミッキーを探せ(1時間)

しかしなんと言っても世界遺産!
飛行機に乗ってナスカの地上絵を見ることはここでしか味わえないユニークな経験になるはずです。
(だけど本音をいえばもう少し落ち着いて見たい)

母『もしも彼女ができて、ナスカの地上絵を見に行きたいって言われたらどうするの?』
EC『僕は下で待ってるよ』 ←

正直2度目は勘弁して欲しいです。