はい。
整列して整列!
まずは席に座ってください。
この中で『失敗は成功の基』って思っている人は挙手してください。
…………。
わかりました。
全員目を閉じて。
先生も目を閉じるから。
この中で『失敗は成功の基』って思っている人は挙手してください。
本気で言ってるんですか? ←
『失敗は成功の基』って本気で言ってるの?
『失敗は成功の基』って誰が言った言葉なんですかね?
そんなわけないじゃないですか ←
高校野球を例にしましょう。
あなたの学校は野球の実力は県内で中堅ぐらい。
今は試合中、県大会の三回戦、あと二つ勝てば甲子園。
現在は9回の裏2アウト、満塁。
スコアは9-7で2点リード。
最後のバッターは強振し外野の正面に打ち上げられました。
しかし、
簡単に取れるフライを外野はエラーしてしまいます。
試合の結果は逆転負け。
失敗から学ぶ ←
じゃあ、エラーしないように外野はみっちり守備の練習しようか ←
これで甲子園に行けますかね?
これで優勝狙えますか?
いいや、無理でしょ ←
失敗から学べることは確かにある。
これをやれば(やってしまったら)失敗するという教訓は得られますね。
もしもこれがゲームなら違う選択肢を選べば成功はできると思いますが。
一体何をすれば成功できるのか?
その答えは失敗からは得ることはできません。
成功の基は成功でしょ
結局、何が成功の基なんですか?
まずは答え合わせから。
成功が成功の基なのだよ ←
IF at first you don’t succeed, it doesn’t matter that you tried.
『まず初めに成功しなさい。でなければ何回やっても結果は同じです』
といった内容の言葉。
ニューヨークタイムズ内のハーバードビジネススクールの記事より引用。
(参考)Try, Try Again, or Maybe Not(英語): https://www.nytimes.com/2009/03/22/business/22proto.html
この研究は起業の際に資金提供を受けた会社の成功する確立を調べた記事になっています。
初めて起業した人の成功確率は……
22%
次に、
失敗した人が再び挑戦して成功する確率は……
23%
ほら!
『失敗は成功の基』なんだよ ←
ほう。
じゃあ最後、
一度成功した人が再び成功する確率は……
34% ←
はい。
もう一目瞭然でしょ?
『失敗は成功の基』とか頓珍漢なことを言ってるんじゃない!!
成功を積み重ねて成功に至る
成功が成功の基だ!
すなわち、
成功するためには成功をするのが一番早い。
この言葉が自体が頓珍漢に聞こえますが、そうではありません。
かの有名なエジソンさんを思い浮かべてください。
彼は電球を発明するまでに1万回の失敗をしました
なんとも名誉なのか不名誉なのか微妙な称号です。
これは、
1回目、失敗しました
2回目、失敗しました
3回目、失敗しました
~~~~
~~~~
~~~~
9998回目、失敗しました
9999回目、失敗しました
10000回目、成功しました
ということですかね?
いや違うでしょ!
1回目、爆発した。
2回目、反応なし
3回目、一瞬だけ明かりがともる
~~~~
2072回目、持続時間が1時間突破
~~~~
6031回目、成功。ただ電球一つの値段は2000万円
~~~~
9999回目、もう少し改良できる
10000回目、成功
(上はイメージです。歴史上とは異なります)
成功した部分を積み重ねて成功を作っているわけです。
9999回の『失敗しました』というデータだけ取っていて10000万回目で突然うまくいくわけないでしょうが!
失敗じゃなくて成功を積み上げなさいよ!
成功こそが成功の基なんだから!!
因みに私小中高大の受験では全て失敗しています。
この失敗から得られた教訓は、
特にありません ←
追記。
過去に当たり前のレベルを上げて成果を出すという記事も書きました。
そちらも参考にどうぞ。
当たり前を積み重ねる: https://isseiec.com/doyourverybest