英語の発音が悪いと信用力が落ちる

雑記
  • 『(英語の)文法よりもまずはスピーキングだ』
  • 『英語を身に着けたいのならば英語で話せ』
  • 『海外に行って英語の環境に自分を置け』

etc…

英語学習で言われそうなことを上げてみました。
もちろん、これらの他にもたくさんあると思います。

しかし『英語の発音』は英語学習ではあまり重要視されることありません。

『発音を気にするよりも、とりあえず言いたいことを伝えられるようにしよう』

英語を学ぶ上でこのような風潮が非常に高い気がします。

ただ英語……英語のみならずどの言語でも『発音』というものは非常に大切な要素です。

発音が悪いと……

では発音が悪いとどのような不都合が起こるのだろうか?

結論を言います。
発音が悪いというだけで信用されなくなります。

“Why don’t we believe non-native speakers? The influence of accent on credibility”
https://mdl.uchicago.edu/sites/keysarlab.uchicago.edu/files/uploads/Lev%20Ari%202010.pdf

“なぜネイティブはノンネイティブを信用しないのか?アクセントと信用の関係”
シカゴ大学の心理学の研究報告。
これの実験1です。

実験の内容は30人の英語のネイティブスピーカーに事前に録音した文章を聴いてもらう。
文章の内容はトリビアで、録音した音声は3種類、”ネイティブの英語”、”多少アクセントに癖がある”、”重度の癖があるアクセント”。
最後にそれが本当だと信じられるかのアンケートを取るというもの。

*リンクには信用度のグラフも載っています。

面積が大きい方が信用度が高いのですが。
どれがネイティブでしょうか?

ここまで言えばわかりますよね?

一番左がネイティブです。
ネイティブの信用度が一目瞭然で高いというわけです。

もちろんこれは絶対的な事象ではありません。
実際の信用というものは様々な要素で作られます。

しかし、発音が信用されにくくなる傾向があるのは事実です。

発音を良くしよう

Q. なぜ発音が重要なのか?
A. 信用度が上がるからです。

やらない理由がないですよね?
もちろん……

『俺は英語を話すことは今後一切ない。ただTOEICで良い点が取りたいだけなんだ』

という方には不要かもしれませんが。

発音は一度身につけると忘れることはまずありません。
なぜならそれは頭の記憶ではなく体、口の使い方だからです。
自転車に一度乗れるようになると、後日久しぶりに乗っても運転ができるのと同じことです。

逆に体の記憶なので早い内に直した方が良いです。
もしもアクセントが悪いまま英語を学び続けると、発音する上でそれが癖として無意識に出てきます。
すると、アクセントを直すのに膨大な時間が掛かってしまうのです。

今すぐに正しいアクセントを身につけよう!!

 

以前このような記事を書きました。

英語は発音が大事: https://isseiec.com/studyenglish

こちらは自分の事実体験に基づく発音の重要性。
今回は科学的根拠に基づく発音の重要性の話です。

日本人のアクセントの傾向としては子音が弱いという傾向があります。

練習法も記載してありますので参考にしてください。

英語は発音が大事: https://isseiec.com/studyenglish