海外旅行で飛行機の隣の人について行くと……

旅 × ストーリー

2017年9月人生初の海外への旅。
繰り返しの日常に退屈していたので海外に旅することを決意しました。

さようなら、退屈な人生: https://isseiec.com/wonderfullife

行き先はフィリピンのマニラ。
目的は現地のジャムセッションを訪れること。

なので当然トロンボーンを持って行っています。
現地での予定は未定で行ったのですが、予想外のことが起こります。

飛行機の隣の人について行ったこと

あまり治安が良くないと言われるフィリピン。
*外務省からは危険情報が有り。
(2017年時点ではマニラはレベル1:十分注意してください。この時期はイスラム過激派がミンダナオ島を拠点化した時期で、南部はレベル3:渡航中止勧告)

飛行機の隣の人について行き、そこで起こったことを書いていきます。

機内にて 東京→マニラ

2017年9月1日、フィリピンのマニラへの旅。

持ち物は楽器(約6kg)とバックパック含むその他(約5kg)。
楽器はチェックイン荷物として預け飛行機へ。

格安航空だからか、飛行機の中は結構圧迫感がありました。
海外旅行は初めての体験で、格安空港に乗るのも初めて。
飛行時間が4時間ぐらいだったから大丈夫だけど、もっと長い時間ならこの席でずっと座っているのはきついかもしれない……。

自分が座った席は通路を挟んで左側の3席。
その真ん中の席。
左側の窓側は空席、右側の通路側は40代ぐらい(?)の知らない女性がイヤホンをしてスマホの映画を見ていました。

飛行中は頑張って寝ようとしていましたが眠れませんでした。
(アメリカの時もそうだったけど、飛行機の中ではなかなか眠れない)

飛行中、彼女(M)との会話は一切ありませんでした。
しかし着陸が近くなるとイヤホンを外して自分に話しかけてきました。

(以下英語でのやりとり)
M「フィリピンのマニラに行くの?」
EC「そうです」
M「どこに行くの?」
EC「自分はジャズをやっていてトロンボーンを持ってきています。マニラでやっているセッションに行く予定です。それ以外の予定は特にないです」
M「え?そうなの?泊まる場所とかは決まっているの?」
EC「まだ決まっていません」
M「それはまずいって。家族が車で来るから息子の知り合いのホステルを紹介してあげるわ」
EC「ありがとうございます。助かります」

旅の予定はセッションに行くぐらいしか立てていません。
それは当然、初日の泊まる場所でさえ決まっていません。
自分は英語がしゃべれるし、着けばなんとかなるだろうくらいしか考えていませんでした。
その為、この提案は何もわからない自分にとっては願ったり叶ったり。

このときの考えていたことは2つ。

  1. 飛行機に乗って日本へ移動できると言うことはある程度経済力があるはず。
  2. 最悪荒事になってもこの女性一人なら何とかなりそう。

初の海外、しかもフィリピンはあまり治安が良くないとネットで出ていたので、一応の警戒はしていました。

飛行機で隣になった人について行くと……

空港に着いて入国審査を問題なく通り抜け、預けていた荷物を受け取りました。
するとMの家族である旦那と息子が迎えに来ていました。
息子(J)はひょろくて弱そう(超失礼)ですが、旦那がメッチャクチャ強うそう。

『ヤヴァイ……早まったかもしれぬ。
ただ行くと答えてしまったし、今更断れない……』

心の中で心臓がバクバクしている。
自分の未警戒なところを心の中で後悔してましたが、当然話は進んでいきます。

(以下英語でのやりとり)
M「彼はECよ。ジャズをやっていてトロンボーンを持ってきてるわ」
J「え?トロンボーン持ってんの?ジャズやってんの?ちょっと待って……。(Jどこかへ電話を掛ける)」
J「……知り合いのホステルの近くで今夜ジャズの演奏やってるってよ!楽器持ってるんでしょ?行って演奏しなきゃダメだよ!!」

ジャズと言う言葉に乗せられ断る暇もなく車で連れられて行きました。

夜道を知らない車の中。

危険な国と聞いていた国で全く初対面の人と同じ空間で過ごす。
しかも向かっている先は不明。

『最悪なことが起こったらどうしよう?
有り金渡したら許してくれるかな……』

目的地 Z

心配は杞憂に終わり目的地に着きました。
ホステルの場所はZ Hostelと言ったホステル。
そこでは電話相手(D)が待っており早速自分が紹介されました。

(以下英語でのやりとり)
J「彼はECだって。日本から来ていて、ジャズをやっていて、トロンボーンを持って来てるって」
D「え?トロンボーン持ってんの?ジャズやってんの?すぐそこでジャズやってるから絶対行って演奏しなきゃダメだって!!」

ホステルのフロントに荷物を預け楽器を持って隣の建物の4階に連れられて行きました。

(『荷物大丈夫かな……』)

402号室の扉を開けると聞こえてくるのは大音量のモダンなファンク。
しかも演奏している人みんなすごくうまい。

D「じゃあ、ビール持ってくるから次の曲から参加ね」
EC「(何だと……!?)」

演奏のうまさに内心で超ビビってましたが『ここでやらなきゃ何のためにここ来たんだ!』という話。

Dからビールをもらい、楽器を取り出す。

『日本にいた時……昨日の昼から何も食べていない。それなのにフィリピンで最初に腹に入れたものはビールか……』

そんなことを思いつつも曲は終わり自分の番へ。

D「日本からはるばるトロンボーンを持ってきたECです」

(『もうどうにでもなれ!』)

そんな説明で盛り上がる中、残ったビールを全部仰ぎステージに立つ。

最初の曲はタガログ語の民謡をファンク調にアレンジした曲。
そこに楽譜なんてあるはずもなくとりあえず調だけ始まる前に聞いてあとは自分の耳で何とかして演奏しました。

想定外のトラブルを楽しもう

その後は……

…………(演奏)…………。
…………(演奏)…………。
(ビールを貰う)
…………(演奏)…………。
…………(演奏)…………。

気がつけばホステルに戻れたのは朝の3時くらい。
これが初海外旅行の一日目でした。

予定が未定でもこんなことが起こるなんて全くの想定外。

想定外のトラブルを楽しむこと

それも旅の醍醐味です。
(無事に終わったからこそこんなことが言える)

ただ、自分の安全を第一に考えましょう!
『飛行機で隣の人についていこう』なんてことは考えないように!!

え?そこにジャズがあったなら??

ついて行くしかないんじゃないかな!! ←

命の危険を感じた瞬間ベスト5: https://isseiec.com/dangerousexperience

その後はマニラ(フィリピン)のジャズへ!
マニラのジャズを探して: https://isseiec.com/sessioninmanila