エストニア、タリンのジャムセッションに行った際に現地のミュージシャン、サックスのJuriと会いました。
エストニアのジャムセッション: https://isseiec.com/jamintallinn
Juriはプロのミュージシャンで演奏や指揮、音楽を教えてたりします。
Juri『エストニアまでよく来たね。何だったら明日は車でタリン周辺を案内してあげるよ』
次の日、Juriに車で案内してもらい車を所持していなければ行くのが難しい場所にも連れてってもらいました。
引き潮の時のみ現れる道。
ここからはタリンの街並みを外側から見ることができます。
どうしたら楽器がもっと上手くなるの?
案内してもらった時に色々話しをしました。
(エストニア、日本、音楽についてとか色々です)
その中の一つに以下のようなものがあります。
EC『もっと楽器が上手くなりたいんだけど、どうしたらもっと上手くなれるかな?』
Juri『Well(そうだな)……。俺が教え子にいつも言っていることは毎日……、どんなに小さなことでも毎日、何か新しいことを1つ学べって教えているな』
どんなに小さなことでも、毎日、一日一つ何か新しいことを学ぶ。
Juri『……そうしなければその日は無駄な一日だ』
一日一つ、どんなに小さなことでも何か新しいことを学ぶ
Juri『……別にそんな難しく考えなくてもいい。例えば全く時間がない日ならば……例えば2つのインターバルの組み合わせて、自分に馴染みのないフレーズ、ただそれを全部のキーでやるだけでいい。楽器が使えないのなら歌うだけでもいい』
確かにこの程度なら5分もかからない。
Juri『……この程度なら、時間がないとか、体調が悪いとかそんなものを言い訳にすることはできない』
自分の場合は旅を言い訳にすることはできない。
そんなわけで、Juriと話しをしたその日から毎日必ず新しいことを学ぶようにしています。
Juriが例として出したのは長七度(Major 7th)の上りの2連続。
これを全部のキーで練習。
たったこれだけ。
やったのはタリン(エストニア)からストックホルム(スウェーデン)への帰りの船の中。
この程度なら5分もかからない。
でもその日やった新しいこと。
飛行機の中ではさすがに楽器を吹くことができません。
それでも今まで聴いたことがないソロを聴いてそれを1コーラス……たとえ1フレーズでも歌えるようにしたり。
たったこれだけでもその日一日分の何か新しいことを学んだことになります。
普段の練習でも
日本に帰って来てからも『毎日何か新しいことを1つ学ぶ』これを意識して練習しています。
- メトロノームで1クリックでも昨日より早く演奏する
- 1小節でもいいから耳コピ
- 新しいフレーズを全部のキーで練習
耳コピ楽譜: https://isseiec.com/transcriptions
今までは漫然と練習していましたが……
Learn a new thing every single day.
毎日何か新しいことを1つ学ぶ
このように心に留めるだけでだけで結構練習効率も変わってきます。
そりゃ自分ができることを毎日練習したって上手くなるわけはないです。
自分ができないことを毎日何か一つできるようにしましょう。