初ヨーロッパはエストニア!/タリンのジャムセッション

旅するトロンボーン

3月の終わりから4月の頭にかけてスウェーデンのストックホルムに行ってきました。

ついに初のヨーロッパ!

当然トロンボーンを持って行っているので現地のジャムセッションへ。
そして……

なぜかエストニア、タリンのPhilly Joe’sに行ってきました ←

なぜかエストニアへ行くことに

旅の目的地はスウェーデンのストックホルム。
エストニアは全く行く予定はありませんでした。
今回もCouchsurfingを利用していました。
なので現地のSivanの家に泊まっています。
言わずもがな、現地での予定は立っていないのでSivanにストックホルムで訪れるべき場所を聞いてみると……

Sivan『冬のストックホルムに行く場所なんてほとんどないよ』

あっれ~??

Sivan『……そうだ!最高にかっこいい旅の方法を思いついた!船に乗ってストックホルム(スウェーデン)からタリン(エストニア)、ヘルシンキ(フィンランド)って船で行ってみるのはどうだい?』

それは最高にかっこいい旅だが、ストックホルムのジャムセッションに行けなくなる……。
タリン??
何か聞いたことがある名前!!

エストニア、タリン、Philly Joe’s jazz club
世界のセッションリスト: https://isseiec.com/listofjams

半年前にFacebookのJam of the Weekにて教えてもらったジャムセッションだ!!
(その時はJam of the Weekのコミュニティ内でJeriという方が教えてくれた)

4月2日火曜日-ジャズジャムセッション

こいつは行くしかない!!

EC『二日後の火曜日にタリンのジャムセッションに行くわ (この時3月31日で突然の連絡)』
Juri『マジでか!?』

いざエストニアへ

船に乗ってエストニアに着きました。

初めこそ道に迷うといういつもの旅先でのお約束を果たすも、一旦自分の場所がわかれば何とかなるものです。
なんとエストニアには街中、至る所にWifiが飛んでいます。
それこそ市内を走るバスからお店の一軒一軒まで。

一度Wifiさえ見つけてしまえばマップをダウンロードしてお店を見つけるのは超簡単。

St John’s Church。
ここのすぐ隣にありました。

Philly Joe’s

とりあえずPhilly Joe’sの場所を確認したら。
AirBnBで宿を見つけてそこに向かいます。

『周辺の観光もしたし、少し仮眠を取ってからPhilly Joe’sに行こうかな……』

Juri『そろそろ俺Philly Joe’sに着くけど一緒に行かない??』

FacebookのMessengerを通じて連絡が入りました。

えー……

EC『もちろん!今すぐ向かう!!』

改めて宿から徒歩10分のPhillly Joe’sへ。

先ほどはまだ開いておらずに閉まってましたが、今回は開いてました。

Juri『君がECか!待ってたよ!!』

ようやく会えました!

Juri『実のところ実際に来るなんて冗談だと思ってたんだ。ほら、昨日は4/1(エイプリルフール)だから』

Juriの話によるとPhilly Joe’sはタリン唯一のジャズバー。
タリンの人口は約42万人、エストニアの人口は約130万人。
東京の約930万人と比べるまでもなく小さな町です。

基本自分が旅で都市を訪れるのが多いのもそこには音楽があるから!

なので小さな街ではなかなかジャムセッションを見つけるのは大変。
実際Juriも何度かタリンでジャムセッションを始めようとしたところ人が集まらずに成り立たなかったそうです。

しかしタリンの音楽学校の卒業生が2014年にPhilly Joe’sをオープンします。

『アメリカやドイツみたいに地元のジャズミュージシャンが切磋琢磨できる場所を作ろう!!』

こんなコンセプトで初めは小さなジャズバーから。
今では規模も大きくなり、タリン歴史地区にある大きなジャズバーに移転。
国からの補助も出るほど、国内で最も有名なジャズバーになりました。

タリンのジャムセッション

Philly Joe’sのジャムセッションは毎週火曜日。
2週に一度はジャズでその他の間の週はブルースやソウルセッションだそうです。
今回はジャズのセッション!

『やった!なんたってジャズに飢えていたから!!』
(後にストックホルムのセッションにて)

Juri『俺の教え子だあいつはまだ15歳だけどめちゃくちゃすげーやつだ』

(写真真ん中のサックス、Nikita)

あそこまで吹けてマジで15歳!?

そして日本人のトランぺッターにも会いました!

……写真はありません。
一緒にずっとステージに立っていたので取る暇がなかった。

それにしても、日本人のジャズプレイヤーはどこにでもいるな。
アメリカはもちろん、フィリピン、ロシア、タイ、ベトナム、UAE……
留まるところを知らない。

何度でも訪れたい場所がこのタリンにもある

今までいろいろな国へ行き、その国のセッションに行ってきました。
その中でも何度も訪れているのはフィリピンのマニラとロシアのウラジオストクのみ。
(本当はアメリカにも行きたい!が、少し遠すぎる)

『エストニア、タリン、Philly Joe’s。ここも必ず、また再びまた訪れよう!!』

と思える良いセッションでした。